介護保険とは

世界一の長寿国となった日本の高齢化は、現在も世界で類を見ないスピードで進んでいることはご存知の方も多いと思います。一方で少子化も予想以上に進んでいます。これらを考え合わせると、今後介護を必要とする人がさらに増えて、それを支える人が減ることは容易に想像がでます。

日本の人口のうち高齢者(65歳以上)は、現在6人に1人のところ、10年後には4人に1人となり、25年後には3.7人に1人になると予想されています。
高齢者の増加は、要介護者数の増加につながることは必然です。厚生省の推計によると、寝たきり・痴呆性・虚弱高齢者は、平成5年に200万人であったものが、今年は280万人25年後には520万人となっています。

一方で、高齢者介護の現状はつぎのような問題を抱えています。

  1. 介護サービスが老人福祉と老人医療とに分立しているため、制度間の矛盾や利用者負担の不公平が生じる。
  2. 老人福祉においては、市町村がサービスの種類や提供機関を決めて、利用者が選択できない。また本人と扶養義務者の収入利用者負担となるため、中高所得者層にとって負担が重い。
  3. 老人医療においては、介護を理由とする一般病院への長期入院(いわゆる社会的入院)が老人医療費の増大をまねいている。具体的には、特別養護老人ホームの入所費用が約27万円/月なのに対して一般病院に入院すると約50万円/月のコストがかかる。 一方、本来治療を目的とする病院では、長期の介護・療養の場としての生活環境は不十分である。
  4. 家庭において介護する人も高齢化しており、介護人の2人に1人が60歳以上でいわゆる老老介護状態になっている。
  5. 家庭において介護する人の85%以上が女性であり、女性の社会進出の妨げとなっている。

これらの問題を背景に、老後の最大の不安要因である介護を社会全体で支えることを目的に介護保険制度が創出され平成12年4月1日から実施されることになりました。
介護保険制度の創出にあたっては、

  1. 社会保険方式により、負担と給付の関係を明確にする。
  2. 個人の自立を支援することを基本に、在宅サービスを重視する。
  3. 利用者の選択により、多様な事業主体から保健医療サービス・福祉サービスを総合的に受けられるようにする。
  4. 介護を医療から切り離して、社会的入院を解消する。

などの趣旨が盛り込まれています。

介護保険の開始にあたっては、

  1. 要介護認定は正しくおこなわれるのか。
  2. 介護サービスの供給は充分に確保されるのか。
  3. 介護サービスの地域格差は是正されるのか。
  4. 老人医療費の増大は解消されるのか。

といった問題が指摘されており、今後の行政の対応を注視する必要があります。

この4月1日から介護保険制度が開始しました。当サイトでは、今後介護関係の情報を掲載して、介護保険制度が有益に運用されまた利用されるよう、皆様と一緒に活動していこうと考えます。どうぞ皆様のご支援をお願い致します。

メディカルケアー情報センター事務局

 

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